宮古市議会 2021-03-04 03月04日-03号
明治維新後も三陸沿岸随一と言われた宮古港は、船舶の大型化や物資の増加に対応するため、埋立工事や港の改築、防波堤建設などが行われ、現在の姿を形づくってきました。
明治維新後も三陸沿岸随一と言われた宮古港は、船舶の大型化や物資の増加に対応するため、埋立工事や港の改築、防波堤建設などが行われ、現在の姿を形づくってきました。
泉ケーソンヤードは、国が管理している国有港湾施設であり、港湾計画上の利用用途は湾口防波堤建設用地であるほか、前面水域には区画漁業権が存在し、背後は国立公園の第2種特別地域であることに加え、埋蔵文化財包蔵が存在し、かつ周辺の土地は私有地となっております。
この湾口防波堤は、昭和35年のチリ地震津波後建設されておりますが、大船渡地域では明治29年、昭和8年、昭和35年、そしてこのたびの平成23年と、おおよそ40年間隔で津波が来襲する歴史であり、防波堤建設の環境においても防波堤自体の強度、そして陸地の浸水域の防御、水質保全にかかわる漁業者との合意形成の観点から、今後の動向が注目されるところでありますが、今後の対応について伺います。
◎産業振興部長(下澤治君) 伺ったところによりますと、湾口防波堤につきましては何か8割が被災したということで、あの外港の波が非常に港内に入ってきているような状況でございますので、湾口防波堤建設された当時は非常に静穏度も保たれていたわけですけれども、非常に今、うねりが入ってきているというふうな状況で、昨日も満潮と重なりまして、かなり公共埠頭への越波と申しますか、波が打ち上がったような状況でございまして
湾口防波堤建設が浮上した当時の議会では、湾の入り口につくるため、議会の中でも、反射波が両石湾に行くのではないかという議論があったと聞いていますし、事実、両石町は明治三陸大津波では11.6メートルの波高に対して、今回は17.7メートルに達し、壊滅的な被害となっています。両石町の壊滅的な被害と湾口防波堤の関係をどのように受けとめているのかお聞きします。
◎港湾経済部長(室井良雄君) 私からは、大きな1、新たな防波堤建設について御答弁申し上げます。 先にまず(1)、先進防波堤についてでございますが、先月28日に岩手県内で初となる大津波警報が発表され、三陸沿岸を初め、太平洋側沿岸に津波が来襲し、各地で養殖施設が損壊するなど、水産業に対し特に大きな被害を及ぼしたところであります。
今年度をもって湾口防波堤建設作業もおおむね工事が終了し、残された広大な土地利用の検討がなされています。その利活用はいろいろあると思いますが、はまゆりを使った一つの候補として、カジノ特区泉マリンパーク建設を検討してはいかがでしょうか。
現在、釜石港においては、湾口防波堤建設と公共埠頭の拡張工事が平成18年度の慨成及び完成を目指して進められており、仙人峠道路も平成18年度中の供用開始が予定されています。 このことにより、釜石港における基本的な物流基盤が拡充され、機能が高度化されるものととらえています。
釜石港では、世紀の大事業として昭和53年度に国が着手した湾口防波堤建設事業が、平成18年度に概成する予定となっており、また、岩手県が進めてきました公共埠頭の拡張工事も、同じく平成18年度末には完成する予定となっています。仙人峠道路の完成と相まって、釜石港は、平成18年度末には物流拠点としての基盤が整うこととなります。
また、これに伴って運航収入も減少し、観光船収入が当初の半分以下の1300万円程度となり、加えて2000万円近くあった湾口防波堤建設工事に係る泉作業基地への通船収入も減少の一途をたどり、平成19年度には全く見込めなくなることから、乗船者数の確保とともに、運航経費の捻出が課題になっております。
湾口防波堤工事につきましては、これまでも漁業関係者、国、県、市で構成する湾口防波堤建設工事監視委員会の中で、該当する年度の工事内容について説明がなされ、漁業者から御理解を得た上でスムーズに工事を進めてきたところでございます。
一方、港湾関係につきましては、釜石港湾口防波堤建設事業に24億8100万円、釜石港公共埠頭拡張事業に8億2000万円がそれぞれ配分され、平成18年度の概成及び完成に向けて、着実な事業の推進が図られることとなっております。
湾口防波堤建設事業は、平成16年度末の進捗率、事業費ベースで90.7%の予定となり、平成18年度には完成となります。完成前に泉ケーソンヤードと静穏海域の利活用について検討しなければならないと考えますが、どのように考えているのかお伺いいたします。 次に、釜石駅周辺と中心市街地活性化についてお伺いをいたします。 釜石駅周辺整備事業の重要な工事であります大渡橋のかけかえが間もなく完了となります。
過去の経験を学び、当市におきましても災害に強い町を目指し、世界最大級の湾口防波堤建設を初め、急傾斜地対策、防潮堤や水門の設置、防災無線の配備、あるいは自主防災組織の立ち上げ、さらには避難勧告準備情報提供への作業など、ハード、ソフトそれぞれに充実をさせてきております。
次に、湾口防波堤建設事業が最終局面を迎えていることについてであります。 津波の襲来からとうとい人命と財産を守るために着手されたこの世紀の大事業も、30年近い歳月と1200億円を超える事業費を投入し、今まさに完成しようとしております。
泉地区は、平成18年概成に向けて進捗しており、湾口防波堤建設事業の大型ケーソンを作製するための基地として使用されておりますが、平田地区同様、釜石湾内における数少ない空間であることや、湾防完成によって生じる静穏水域は、将来、市の活性化に向けた活用が求められるのであります。
一方、港湾関係につきましては、着実な事業の推進が図られており、釜石港湾口防波堤建設事業に24億9000万円が配分され、今年度末には南堤の全ケーソンの据えつけが完了する予定となっております。 また、釜石港公共埠頭拡張事業につきましては、11億1000万円が配分され、今年度中に全ケーソンの据えつけが完了し、埋め立て工事が開始されることになっております。
釜石港湾口防波堤建設事業は、国の直轄事業として、平成15年度末で、北堤 797メーター、南堤 605メーター、開口部 300メーターが整備される予定であり、事業費ベースで88.8%の進捗予定となっております。 県事業である公共埠頭の拡張工事も、事業費ベースで約78.9%となっており、平成16年度中にはケーソンの据えつけが完了する予定であります。
現在、地域を取り巻く経済環境は全国的な景気の低迷の中で非常に厳しい状況に置かれていますが、一方では仙人峠道路や湾口防波堤建設、公共埠頭拡張など、道路、港湾を中心とした基盤整備が平成18年度完成及び概成に向けて大きく進展するなど、明るい希望、展望が開けています。
このように、湾口防波堤建設に当たっての水質環境シミュレーションや、環境省が行っております公共用水域の水質調査の結果につきましては、これまでも開示されてきておりますが、今後におきましても、水質環境の変化等については、関係機関と協議をしながら状況を把握し、その開示についても検討をしてまいりたいと存じますので、御了承願います。